2017年ノーベル文学賞にカズオ・イシグロ
5日に発表されたノーベル文学賞。日系イギリス人のカズオ・イシグロさんが受賞されましたね。
読書好きの私ですが、翻訳本はどうも苦手で…書籍は一度も読んだことがありませんでした
(-“-;A
でも、やはり日本にゆかりがある方が受賞されるというだけで嬉しくなれるんだから、素敵な賞ですね。
カズオ・イシグロさんってもともと長崎生まれです。父親がイギリスの国立海洋学研究所に招へいされたため家族でイギリスに移住したという経歴を持っていて、両親ともに家では日本語を話していたとのことですので、きっと日本語も理解されるのでしょうね。
代表作「わたしを離さないで」
そんなカズオ・イシグロさんの代表作の1つでもある「わたしを離さないで」。2016年にTBSでドラマ化もされていましたよね。
臓器提供者となるべく生まれ、寄宿学校で育てられた子供達の数奇な運命と、閉ざされた世界で繰り広げられる人間同士の感情の駆け引きが巧みに描かれている同作。
現実とファンタジーを融合させたような世界観と、一筋縄ではない、複雑な感情を書き表せるのがカズオ・イシグロさんの魅力なのかなと感じさせてくれる作品です。
キャスト全員がハマリ役!
最近の地上波ドラマって、主要キャストの誰か一人が大根役者…みたいながっかりキャスティングがとても多い気がするのですが、このドラマの凄いところは何と言っても全員演技がめっちゃうまい!
主演の綾瀬はるかさんの闇を抱えた感じ、水川あさみさんの毒女っぷり、三浦春馬さんの躁鬱っぽい感じに加え、脇役を固める人たちも全員がハマリ役!
しかも、子役も全員演技が上手な上に、大人になってからのキャスティングと見た目が結構似ている人が抜擢されていて驚きます。
子役の頃のストーリーが2話に渡ってしっかりと描かれているのですが、割とすんなりと大人になってからのストーリーに引き継げているのは、厳選された子役の見た目も大きいと思います。
ドラマ全話がHuluで見れる
こんなに話題になることなら、ドラマを見ておけばよかった!と悔しく思っている人も多いのではないでしょうか?
全10話あるドラマ「わたしを離さないで」ですが、今ならHuluで見ることができます。
改めて見てみると、しっかり原作を噛み砕き、良く練られていて、秀逸で面白いです。
というのも、脚本が「世界の中心で、愛を叫ぶ」や「白夜行」などを手がけた森下佳子さんなんです。
森下佳子さんといえば、有名小説を原作からちょっとアレンジしたドラマ脚本を作る天才ですよね。このドラマ版脚本は、原作者であるカズオ・イシグロさんも大絶賛されていたほどなのだとか。
ぜひ、気になっている方はHuluでチェックしてみてください。
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