親は英語できないけど、おうち英語しています
我が家では、娘が2歳の時からゆる〜い感じでおうち英語をスタートさせました。
本当なら、親が声かけ等で英語を使っていくのが一番効果的だと思うのですが、なんせ私は英語が全く話せません。(中1〜中2レベルも分かっているか怪しい…w)
親が全くの初心者となると、教材を活用していくことが不可避なわけで、やはり、一番高額だけど一番効果も高そうな「ディズニー英語システム」の購入を検討していた時期もありました。
というのも、娘が英語に興味を持つきっかけとなったのが、ディズニー英語システムのサンプルだったからなんです。
歌の歌詞が書かれた冊子を食い入るように見て、1日に30回も40回も「読んで!読んで!」と、本当に朝から晩まで、サンプル冊子を読まされていた時期があり、『こんなに好きなら買ってあげてもいいかな…』と真剣に考えていました。
が、結局、購入を悩んでいる間に、以下のことに気付き、購入を踏みとどまりました。
このブログでは私がディズニー英語システムを購入しなかった理由をまとめてご紹介します。
目新しいものにしか興味がない
これは子供全般に言えることだと思うのですが、子供って基本、目新しいものにしか興味を示さないんですよね。
娘が生まれた時、ありがたいことに親戚から絵本をどっさりいただいたので、リビングの娘用本棚には100冊近くの本がズラーっと並んでいます。
そして、娘が赤ちゃんの頃から絵本の読み聞かせをしていたのもあってか、娘はとっても絵本好きです。
でも、ドーンと山積みにされている絵本って、あんまり興味を示さないんですよね…。(新しく買った本はルンルンで読んでくれますが)
娘的に「表紙が気に入らない」などの理由で読ませてもらえない本もたくさんあり、まだ本棚の中の70%の絵本は開いたことすらありません。
ここで引っかかるのが、ディズニー英語システムって最初にセットで購入して、文字通り本棚にドーンと教材が並んでいるところからスタートするわけですが、これは、次第に目新しさを失うと、娘の「読みたい!読んで欲しい!」というモチベが維持できないだろうな、と判断しました。
同じシリーズものである以上、表紙の色や絵も同じ感じだし、もちろん中身だって、絵もキャラクターも内容は違ってもパッと見の雰囲気は大きくは変わらないはずですからね。
いつかディズニーにも飽きるかも
娘は今3歳ですが、子供の興味って本当にコロコロ変わります。
この1年の間だけ見ても、娘の推しキャラは
【アンパンマン→アナ雪→プリンセス全般→すみっこぐらし→ミニオンズ】
と、目まぐるしく変化しています。
そして、幼児の推し活はとっても熱心なもので、服や持ち物も押しキャラで揃えたがります。
もちろん絵本や選ぶ動画もそう。
特に幼稚園に入って、周りの子からの影響を受け始めてからは特に、押しキャラ変遷が激しくなったように感じます。
そんな中で、小学生になるまでの長い間、同じキャラクターがテーマの教材に果たして取り組み続けることができるのか?と心配になりました。
周りの人の失敗談
ディズニー英語システムは、成功して本当に子供が流暢な英語を話せるようになっているという声がある一方、全く使いこなせず、子供の英語力はまるで伸びなかった、という意見も少なくありません。
そして私も身近で、失敗談の方を2つ聞いてしまったのでご紹介します。
episode1
これは友人のお姉さん家族の話。
気合を入れてフルセットを買ったけど、子供が全く興味を示してくれなかった。子供のモチベが低いものをやらせる気にはなれず、ほとんど使っていない。
episode2
これまた、正規購入した別の友人の話。
DWEって、「かけ流すだけ、DVDを見せておくだけ」で英語が話せるようになるっていうのがウリなんですが、実際にはそんなことはなくて、インプットとしてはすごく良い教材だけど、アウトプットの場を設けるために親からの声かけを英語でやったり、DWEのオンライン英会話を受講したり(教材とは別で料金がかかります)、イベントへの参加も必要(交通費などを考えると地方在住者にとっては結構な出費)で、想像以上に親が積極的に取り組まないといけなくて大変…。
ということでした。
やっぱり、どんなに良い教材だろうと「子供が勝手にやってくれる」なんて夢の世界は存在しないんですね。
episode3
これは先日、娘と動物園に遊びに行った時の話。
猿を見れるエリアに、外国人親子(子供は1歳くらい)と、私たち、そして小学生くらいの男の子とそのママがいました。
猿を見ながら外国人パパが
「It’s Monkey.It’s like human.」(猿だよ、猿は人間に似てるんだ)
というような事をお子さんに話しかけていました。
お子さんはまだ1歳くらいに見えたので、かなり簡単な単語で、ゆっくりと話していたのですが、それを聞いていた小学生男子がママに
「ねーねー、この人なんか英語喋ってるよ!」
そしてそれに対するママの反応は…
「あんたもちゃんとDWEやっとけば、あれくらい聞き取れたのに」
という内容。
そうか…。見ず知らずの家族だけど、この人たちもディズニー英語システムに失敗しちゃった人たちなんだ…と感じると同時に、当たり前だけど、全くやらなかったら、こんな簡単な内容も理解できない程度の英語力にしかならないんだなって再確認したわけです。
せっかく100万円もする良い教材を買っても、正しく使いこなせなければ全く意味がない…
こんなの怖すぎるでしょ!
中古もある
フルセットだと100万円もするディズニー英語システムですが、実は中古市場にバンバン出回っています。
DWEを専門に扱う中古業者もあれば、メルカリにも山のように出品されています。
しかも、ほぼ新品のまま手付かずの状態のものもちらほら…。
中古でも、フルセットなら60万円前後と高額ですが、ステップ別の単品であれば数千円〜出品されています。
私のように子供がいつ飽きるか戦々恐々としている人には、こういった単品買いでちょこちょこ取り組んでみるのも手だと思いました。
きっと忘れてしまう
むかーし昔、学生だった頃はそこそこ英語できたはずなのに、英語の勉強を強いられない社会人になってからはすっかり、昔は理解していたレベルの英語すら理解できなくなっていると感じている人は多いはず。
もちろん私自身がこのパターンです。
娘も、小学生くらいまでなら親が時間を管理して、英語環境を与えて、英語学習を続けさせることってそれほど難しくはない気もしますが、中学生・高校生となって、他の勉強や部活、友達付き合いの方が忙しくなったら、本人に「英語を続けたい」という意志が芽生えない限り、きっと忘れていってしまうと思います。
だからこそ、”親の趣味”と思える範囲での出費だけに押さえておこうと思って、今はやっています。
ちなみに私は、幼児期の英語教育は「忘れたっていいじゃない!」派です。
確かに、せっかく覚えたことを忘れてしまうのは勿体ないけど、また勉強したい!って思った時になんとなく聞き馴染みがある言語の再習得はゼロから始めるよりも圧倒的にスムーズだと思うからです。
皆さんだって、今からまた語学を勉強する時に、全く馴染みのないロシア語やタガログ語を一から勉強するよりも、馴染みのある英語の方が勉強を始めるハードルが少しは低くなりませんか?
セットの教材を使わずに市販教材を選ぶのは確かに大変
「高額なセット教材は買わず、ゆる〜く」ということでスタートしたおうち英語。メインとなっている英語教材はYoutubeの英語アニメ、アレクサで流す英語の歌、そして英語の絵本です。
Youtubeの動画はお気に入りのものを何度も見たり、レベルが合わなければすぐに変えたりできるのですごく使いやすいです。
が、1年ちょっとおうち英語をやってきて感じるのは、アニメの掛け流しよりも、親と一緒に歌った歌のフレーズや絵本に出てくる単語やフレーズの方が圧倒的に子供にとって響いていて、吸収が早いということです。
なので、もちろんYoutubeも見せるけど、メインは絵本の読み聞かせというのが、今の我が家のスタイル。(私はまじで英語が喋れないので声かけはできてません)
そしてここで大変なのが、絵本選びです。
3歳の娘は、すでに日本語で母国語が完成しているので、英語なんてチンプンカンプン。はじめはアニメも絵本も英語は嫌がっていました。
なので、大好きなミニーちゃんやアナ雪の英語絵本を購入してみたところ、これが娘にハマり、無事におうち英語をスタートさせることができました。
ただ、英語の絵本ってアマゾンや楽天などにたくさんあるんですが、中身が覗けないので絵本の内容のレベルが分からず、買いづらいんですよね。
そこで私が活用しているのは、メルカリやラクマなどのフリマサイトです。
ユーズド品でお手頃なものが多いというのもありますが、商品の状態を伝えるために、中のページの写真を載せている方がかなり多いです。
すると、
「この絵は娘が好きそうだな」
「このくらいの文字数なら無理なく読み聞かせられそうだな」
「こういう仕掛け絵本はハマりそうだな」
というふうに子供の好みにベストマッチしそうなものを選ぶことができるんです。
なので我が家では今のところ、買ったけど全く読んでくれないというハズレ絵本はありません。
これを見せて、これを読み聞かせしておけばOKという道標のないおうち英語は、時に心細くもなるし、不安にもなります。
でも、1冊1冊が、親が娘のためを思って購入している絵本なので、読み聞かせている時、すごく幸せな気持ちになれます。
そして、手探りながらも1歩1歩を共に歩んでいくので、親のモチベも下がりません。それが、高額教材に頼らないおうち英語のメリットなんじゃないかな、と感じています。
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