このブログ内容を動画でチェック
ネットで話題の新・生理アイテム「吸水ショーツ」
なんだか最近、新しい、次世代的発想で生まれてた生理用品を目にすることが増えてきました。
以前はナプキンorタンポンのみ、という選択肢しかなかったところ、最近では
- 月経カップ(膣内に挿入できるシリコンカップ)
- ソフィ シンクロフィット(股に挟んで使う吸水ポリマー不使用の吸水パッド)
- ミレーナ や ピル(ホルモン剤で経血量をコントロールできる)
など、ライフスタイルや好みによって、いろんな物をチョイスできるのは、すごく良いことですよね。
そんな中でも、ジワジワと話題になっているのが、生理用の「吸水ショーツ」です。
なんとこれ!「ショーツ自体に吸水力があり、ナプキン不要」というから驚き。
ナプキンを日に何度も変えても、それでも漏れることがある経血を、ショーツ1枚で吸うことが出来るとは…にわかには信じられませんが、ネットで口コミを見てみると
「生理を忘れるほどの快適さ」
なんて、ステマとしか思えない口コミで溢れている…
ということで、実際に使って、本当に快適なのか、見掛け倒しなのか、検証してみることにしました!
プチプラ品なら1,000円台〜
吸水ショーツの価格にはピンキリあり、ブランド下着メーカーの”ピン商品”は1枚5,000円前後するものもザラです。
高いものは、吸水力や性能も違うのかな〜?なんて思いながらも、所詮はショーツ。 結局は汚れたりゴムが伸びて1〜2年で使い倒すものにそんなお金払ってられるかい!ということで、私は迷わず”キリ商品”を書いました。
スリコのもので、元は1,500円のものですが、私が購入した時はセール価格で1,000になっていました。
股のクロッチ部分は表がメッシュ地(吸水速乾メッシュ)なんですが、その下に
- 吸水シート
- 抗菌加工生地(防水加工)
- 裏地
という4層構造になっていて、ショーツ1枚で最大で30mlの経血を吸うことが出来るようになっています。(ナプキンの装着も可能)
30mlというのは、ナプキン3枚分の吸水量(ナプキンの吸水量って意外と少ないですね…)。
生理二日目の平均経血量が30〜50mlと言われているので、普通の日であれば十分対応できそうな吸水力ではあります。
クロッチ部分の厚みは0.5mmほど。履いてて不快に感じることはありませんでした。
また、吸水エリアであるクロッチ部分の大きさは、普通のナプキンと同じくらいです。
吸水力チェック
ということで、吸水力チェックです。
全て吸い取るまでには2〜3秒かかりますが、きちんと吸うし、裏漏れもしてませんでした。
こちら、吸水量のMAXである30mlを吸い取った直後です。
確かに吸うし、裏に滲みてはないけど…
ティッシュを当てて、サラサラ度をチェックしてみると…
ビッチョビチョでした…
↓
それから約1時間後に同じようにチェックして見た結果、もうティッシュに水は染みてこなくなってましたが、
クロッチ部分を触ってみると、濡れて生乾きになった”ひんやり感”がまだ強く感じられました。
快適ポイント①肌触りGOOD
ということで、実際に生理中に履いてみた感想を、快適or不快ポイントで分けてご紹介します。
まずは快適だったことから。
やはり、ナプキン無しというのは、ナプキンによる擦れや痒み、股のゴワゴワ感と無縁になれるので、そこはかなり快適です。
生理中に肌トラブルを併発する方は多いと思うので、そういった不快感から解放されるのは、吸水ショーツを使う大きな理由になると思います。
快適ポイント②ズレなし!高いフィット感
サニタリーショーツにナプキンつけてると、ズレたり、折れて変なクセがついたり、フィット感が弱くて、そのせいで横漏れしてたりっていう経験、ありませんか?
あれ、私が思うに、通常のサニタリーショーツのクロッチ部分が柔らかすぎるのに、ナプキンが硬いから、相性悪すぎるんですよね。
でも、吸水ショーツはクロッチ部分が厚くてしっかりしているので、股にぴったりくっついてくれています。
激しく動いても、まるでクロッチ部分の方からついてきてくれるような感じ。
この感覚は、他のサニタリーショーツでは味わったことがないほどのフィット感でした。
不快ポイント①ベタベタ問題
続いて、吸水ショーツを使って見て感じた不快ポイントについて。
一つ目はやはり、ベタベタ感です。
最近のナプキンって本当に優秀なんだなって改めて実感しました。
量が多い日のサラサラっとした経血でも、吸水スピード自体は問題なくとも、やはりその後ずーっと、ベタベタ濡れている感じが続いていて、正直、まじで気持ち悪かったです。
逆に、出血がほとんどない、生理の終わりかけであれば、このベタベタ問題はかなり軽減されます。
不快ポイント②衛生問題
吸水ショーツって、1日分の経血を吸えるっていうのがメリットなんですが、逆に、トイレに行くたびに交換することができないので、経血のついたショーツを1日中つけていることになります。
私はトイレに行ったとき、用を足した後にショーツを履く時に「このショーツもう一回履くのか〜…」って思うのが憂鬱すぎて、意識して水分とる量を抑えてました。
不快ポイント③ニオイ問題
1日中つけているということは、夏場は特に、ニオイ問題が発生します。
さすがに、周りの人に気づかれるほどの異臭を放つことはありませんが、トイレでショーツを下ろした時などにふと、「うわっ!くっさ!!」って感じる瞬間がありました。
不快ポイント④お手入れ問題
そして、経血にまみれた吸水ショーツは当たり前ですが、予洗い必須です。
スリコのものは「お湯に20分付けおきすればOK」と、かなりお手入れ方法は楽ですが、面倒です。
オススメはお風呂に入る時に、体と一緒に洗っちゃうのが一番なんですが、私はいつも娘と入っていて、さすがに娘の目の前で経血で汚れたショーツを洗うのは…ということで、夜な夜な洗面所で洗うんですが、匂いもするし、はぁ〜って思いながらお手入れしています。
吸水ショーツのオススメ使い方
ナプキンとの相性が悪すぎて、肌トラブルに悩んでるっていう場合でなければ、総合するとやはり、ナプキンを使うのが衛生的だし快適です。
吸水ショーツで快適に過ごすコツは、月経カップやタンポンで、出血量をかなり抑えるか、ピークを過ぎた、出血少なめな日に使うのがオススメです。
そして、私イチオシの使い方としては、生理前!
生理が来そう…来そう…来る?っていう微妙なタイミングでナプキンを消費して、無駄に肌荒れを起こしてしまうのはウザいですよね〜。
そういう時に使うと、いざ生理になったときはバッチリ吸水してくれるし、生理がこなければそのまま過ごしてもOKだし、すぐにトイレにいけない環境で過ごすことが多い人には特にオススメです。
コメント